2025年3月26日から4月25日まで実施されたこのキャンペーンでは、「ミスタードーナツでの思い出」をテーマに、X(旧Twitter)でエピソードを募集しました。その結果、抽選で555名に500円分のミスドカードをプレゼントしました。さらに、特賞として選ばれたエピソードはワンカットアニメーション化され、公式サイトやSNSで公開されました。制作は人気イラストレーター・タミウラ氏が担当し、温かみあるクリエイティブが多くのファンの心を打ちました。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
続いて2025年8月27日から9月9日まで、Xを舞台にした「#秋のいもくり推しド合戦」キャンペーンが開催されました。参加方法は簡単。ミスド公式Xアカウントをフォローし、「いもド推し」「くりド推し」「箱推し」のいずれかを選ぶハッシュタグ付き投稿を行うだけ。参加者の中から抽選で500名に500円分のミスドギフトチケットが当たるという内容でした。季節の風味とSNSの手軽さを掛け合わせた好例と言えるでしょう。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
そして注目すべきは、2025年冬の大型コラボ企画です。8月28日に発表されたこのキャンペーンでは、今年でなんと8年目となる「ミスタードーナツ×ポケモン」コラボを11月上旬から順次展開予定としています。定番の「ピカチュウ ドーナツ」が今年は新たな姿で登場するほか、新作ポケモンドーナツやグッズセットの発売も予告されています。詳細は追って発表となっており、ファンの期待が高まっています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
この3件のキャンペーンから読み取れるのは、ミスドが“参加型プロモーション”“SNS活用”“ブランドコラボ”の3軸で攻めているという点です。
55周年キャンペーンでは、ユーザー自身の記憶が主役となり、共感とノスタルジーが共鳴しました。一方、秋の「推しド」キャンペーンでは、軽やかな“推し文化”の波を取り込み、SNS上での選択と表明そのものが遊びになりました。そして冬のポケモンコラボは、世代と世代をつなぎ、家族や友人が一緒に楽しめる「集う楽しみ」を前面に打ち出しています。
ミスタードーナッツの2025年キャンペーンは、単なる「商品訴求」では終わっていません。ユーザーの記憶、季節の趣味、キャラクターの愛らしさ――それらをドーナツという身近な存在を通じてつなぎ、届けています。SNS時代らしく“参加”“選択”“驚き”の要素を巧みに配置し、広がりを持たせたプロモーションと言えます。
これから訪れる冬には、どんな形で「ピカチュウ ドーナツ」が私たちの日常を彩ってくれるのか、大いに楽しみです。